2020年4月21日火曜日

トランプさんの手練手管(20200417)

めずらしく政治向きの話
 昨日(4月16日)の毎日新聞の余録です。
 トランプさんは、アメリカでは「教養層」には人気がないわけですが、現に「民主的な」選挙によって大統領に選ばれています。ですから、特段の政治的な主義主張のないぼくは「選ばれているのだから、それがアメリカの『人々』の意思でしょう!」と考えて、「教養層」が発するポピュリズムや一国中心主義などの言説には関心を向けていませんでした。(トランプさんの言動も態度も「品がない」とは思っていました。「教養がない」かどうかは、「教養」の定義によると思います。)しかし、そんな「ノンポリ」(←ぼくが学生時代はこれ!)のわたしもこのごく短い記事を読んでちょっと見方/見え方が変わる/変わったような…。この記事を読むと、トランプさんの大衆迎合をうまく操作する「手練手管」と責任回避体質が改めてよくわかります。キーワードは「奇貨」です。このキーワードを使うことで、トランプが自身の発言を意図的にやっているということが示されます。「無意識的な」意図的である可能性もありますが、それでもやはり「身についてしまっている」「意図的」となります。そして、この記事で言及されている「トランプさんの責任」というのは、経済・軍事そして国際政治上の21世紀の大国としての「責任」です。Twitterなどの「大衆メディア?」がこの「手練手管」を可能にしている部分があるのかなあとも思います。余録、全文読めます。

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